前科者(ドラマ)5話あらすじ感想をご紹介します。
多実子に寄り添う佳代
保護観察期間が終わるみどり
前科者(ドラマ)5話あらすじ
佳代の3人目の対象者・田村多実子は覚せい剤取締法違反で1年6か月の執行猶予3年となる。
「お願い、刑務所に入れてください」
多実子は刑務所に入ることを強く希望するが、執行猶予につき保護観察処分となる。
佳代は保護司になり半年が過ぎようとしていた。
多実子が執行猶予3年と聞き、長い付き合いになりますねと呟く。
保護観察官の高松は、多実子の交友関係・つまり薬物の売人に気を付けるよう警告する。
売人は必ず多実子に接触を図ってくるからだと聞き、気を引き締める佳代だった。
多実子が約束の時間よりずいぶん早く佳代の家にやってきた。
たまたま外に出た佳代が多実子を見つけ、家に入るよう促すが「約束の時間になっていないから」と固辞する多実子。
そこで佳代は銭湯に行くように案内するが、多実子に入れ墨があるのを失念しており慌てて彼女を探す。
公園で髪を濡らしている多実子を見て、そっと家に帰る佳代。
佳代は銭湯の件を多実子に謝罪するが、
「私なんかに謝らないでください」と自分を卑下する。
多実子は「どうしようと考えているうちに、どうしたらいいか分からなくなる」と話し、佳代はその気持ちに寄り添う。
目標がないと言う多実子だったが、子供と触れ合う時間が楽しいと話すのを聞き、保育士の資格が取れればいいと考える佳代だった。
佳代は多実子に「ひとりで戦わないでください、辛い時はいつでも連絡ください」と励ます。
多実子はファミレスで働き始める。
柄の悪い客にいちゃもんをつけられた多実子は最初怯えるが、
「好きになっちまったんだからよ」という言葉で客の言いなりになってしまう。
佳代は、前科者でも保育士の資格が取れることを調べ多実子に報告するがどうも様子がおかしい。
「仕事中にお客さんとセックスしました、私のことが好きって言ったから」
佳代は産婦人科へ連れていく。
「あなたにつけ込んだ男に怒りを感じる」と憤慨する佳代だった。
多実子は大学のころ、テニスサークルで知り合った男性と同棲を始める。
しかしその恋人に騙され、風俗店に売られてしまう。
父に暴力を受けて育った多実子は怒鳴られると何も考えられなくなる。
恋人を信じていた多実子は、気分が楽になるクスリを勧められ刺青を入れられてしまう。
「私がバカだから…」そう自虐する多実子に
「あなたはバカじゃない。あなたをそうさせた人がバカだ」と佳代は怒りをにじませる。
「『私は辛かった』と言ってください。大丈夫。受け止めるから…」
佳代の言葉に、多実子は「私、辛かったよ」と嗚咽を漏らす。
「多実子さん、あなたの戦いに、最後まで付き合うから」
「仮釈最後の晩餐かー」
みどりがとうとう保護観察期間を終えることになった。
佳代はみどりのためにサプライズを準備し、みどりは憎まれ口をたたきながらも嬉しそうだ。
佳代はみどりの写真を撮ったりしてひとときを楽しむ。
たまたま店の外を通りがかった多実子がそれを見ていた。
「私の佳代さん取るなよ!」
イライラしながら街を歩く多実子は猛烈にクスリを欲する。
そこに恋人が現れ、逃げる多実子を強引に引き止めてクスリをちらつかせてきた。
前科者(ドラマ)5話 感想
多実子はほぼ原作通りの流れになっています。
恋人のシチュエーションは違いますが、仕事中のくだりとかみどりに嫉妬するエピソードなどはまんまです。
自己肯定感が低くてバカだと自分を卑下する多実子の人物像は、なんとなく親近感があってつい肩入れして見てしまいます。
自己肯定感が低いところとか、なんか私もそういう部分あるなーって。
原作感想にも書きましたが、多実子は好きなキャラクターなんです。
ほおっておけない危うさが魅力でもあります。
そこにつけ入れられるんだけどね。
多実子の女優さんがとても多実子で、すごいなーと思いながら見ていました。
漫画とはまた違う雰囲気で二度おいしいです。
佳代とみどりはもう友情が出来上がっててとてもいい関係です。
この関係性を映画に持っていってくれているのは嬉しすぎる。
2人のやりとりが楽しく、重いお話の中でほっとする瞬間です。
そう言えば、女子高生とか老婆のエピソードはないのかな?
題材にするの難しそうだもんね。
前科者(ドラマ) 次回の内容・今後の展開は?
多実子編後半はゴタゴタがありまくりです。
みどりとの友情をとるか、保護司として多実子をとるか、みたいなこともあるかもしれません。