嘘喰い(映画) あらすじ感想レビュー

2022年2月11日公開「嘘喰い」を見に行ってきたので、感想などをご紹介します。

情報解禁で、タイトルと「斑目貘」という名前のインパクトと、横浜くんの銀髪に惹かれて見に行こうと決めていました。

原作未読、すべて個人の感想なのでそこのところはご了承ください。ネタバレもしています。

中田監督の作品では「スマホシリーズ」と「事故物件」(本ブログに感想あります)を見ています。

もくじ

嘘食い 感想レビュー

全体的な感想

全体的にはテンポのいいライトエンタメという印象。

次々とバトルが展開していくので、最後まで飽きずに見られました。

原作は知らないですが普通に楽しんだ。まぁB級エンタメって感じの映画です。

話としては非常に分かりやすく、ギャンブルのルールが分かりやすいです。

いい意味で頭を使わず、さらっとみられる感じ。あっさり感は否めませんが。

あと人物の掘り下げがなさ過ぎて、物語全体を通して引っかかりとかが生まれない。

映画としての迫力(大画面を生かす構成)はあまり感じなかったかな。

冒頭のビルの屋上が一番迫力があったと思います。

キャストの演技はおおむねよかったと思います。

特に気に入ったのは、貘、夜行、目浦。

佐田国も熱演だったし、御屋形様は映画初とは思えない得体のしれない演技が良かった。

本作品も前週の「大怪獣のあとしまつ」に続き、脚本がいまいちなのかなと感じました。

カイジ好きの夫は「面白くなかった」とのこと。

カイジほどの強烈なイカサマや、裏の裏の裏をかく頭脳戦がない。

イカサマを見抜く面白さや、視聴者も分からないぐらいの展開がいい。

嘘喰いの一番の要であるギャンブルの部分がありきたりだったり、出尽くしているといった点がマイナスだったようです。

航空機

非常に絵になるシチュエーションですが一瞬で終わった。勿体ない。

ここで御屋形様のルービックキューブ手さばきを見て、ただものではないなと思いました。

貘があっさり負けすぎでびっくりした。冒頭だからこんなもの?

獏の飛行機では、仮に飛べても撃ち落されそうな予感しかしない。

ルーレット

個人的に好きなシーン。

貘と梶のナイスバディ感が好き。

馬鹿みたいに賭ける(ふりをする)貘が無邪気。

サバイバル

おじいさん(名前が分からない)の飼っている「弱い生き物」がおバカすぎる。

貘たちの罠に簡単に引っかかるし、ロデムが来たときのビビり具合がギャグになってた。

とはいえ、ロデムも強い感じがあまり感じられなかった。

よく見ていると、何気に体使う仕事は梶なのね。貘は考える専門。

ロデムが仲間になったぞーと喜んでいたら、特に活躍しなかったロデム改めマルコ。

急に料理をしだすのにも違和感ありすぎた。

夜行さんの黒い名刺がかっこいい。

夜行さんに専属立会人になってもらったりと、梶は本当に運が良すぎる。

ババ抜き(ハングアウト)

最初に監視カメラが一台壊されたので、これはもうフラグだなと。

ただイカサマがあんな安易な方法だとは思わなかった。

でも獏は最初はイカサマの仕掛けを知らなかったよね。

知ってたら最初からのぞき込めばいいだけだし。

となると、チップトスを挑んだ時に佐田国が外したのは伏線だろうし、貘はあの時に佐田国の秘密を知っていたのではないか。

まぁ、監視カメラの法則をカウントしていたから、念には念を入れたと思えばつじつまが合う?

貘の慌てぶりがあまりなかったので、策はあったんだろうなと思いました。

佐田国はイカサマが封じられ、運否天賦と貘にはめられて負けたってことですよね。

貘が佐田国をはめた、という印象がもっと印象的な演出だったらよかったのにと思います。

そもそも、賭郎のセキュリティ大丈夫かとも思うけれど。

動画配信サービスに入ったら佐田国関係の伏線を見直したい。

イカサマありきなので、そこは突っ込むところではないかもしれない。

いろいろ言いましたが、貘がカリカリ梅を取り出すと「勝利のフラグきたーーーーーー!」ってなった(笑)

キメ台詞やシーンはどんな作品でもテンションが上がりますね。勝つって分かっててもね。

ババ抜きという地味な題材でしたが、キャストの演技で場が持った感じ。

上下にカードを出したところで流れが変わったな感があり、あのシーンは好き。

ババ抜きが終わり、御屋形様と勝負だここから山場だ!と思ったら映画終わった。

いやちょっと待ってwここからでしょwってなりました。

ハンカチ落とし見たかったなー。

2人でどうやるのか不明ですが。

天才ギャンブラーだということですが、それよりも情に厚く人間味のある人物像が印象に残りました。

コーヒーを飲みたがったりしてて、普通の人っぽいところはかわいく。

けれど、ギャンブルを始めると顔つきが変わるのが良かったです。

梶が惹かれる人物として、普通の人間らしさとギャンブラーの2面性が立っていたと思います。

横浜くんは目力があるので、うまく狂気が出ていたのではないかなと。

ちょっとすさんだ雰囲気とビジュアルのイメージがよく合っていました。

ビジュアルはラストのハンカチ落としのシーンが一番好き。

いまいちな部分は、キメ台詞の「あんた、嘘つきだね」「あんたの嘘、俺が食ってやるよ」があまり印象に残らなかったこと。

なんだろう、表情なのか声の抑揚なのか雰囲気かは分かりませんが。

もっとクレバーな感じをイメージしていたので。

拙い部分はありますが、貘というキャラを表現しようと頑張っている様子は伝わってきたので、これからの演技の伸びに期待です

横浜くんが脚本にあったハーモニカ演出を阻止したらしいですが、ハーモニカ吹いたらギャグなんだけどなぜそうなったんだろう。

強運な普通の人。

強運という時点で普通の人ではないかな。

というか、今までは運がなかったのかな?借金背負わされているし。

貘に出会って強運が開花したとかだったら面白いけれど。

貘とのスカッとするバディぶりがもっと見たかった(バディ大好き)

佐田国

本作で一番深堀りされた男。

全く救いがなくて悲しい人だなと思います。

そもそも悪いやつじゃなくない?そこらへんもよく分からなかった。

賭けに負けたから死んだけれど、それは賭郎の掟だからで、悪いことしたっけ?

貘の敵ではあったけれど悪者ではないと思う。

三浦さんのこんな演技初めて見ました。演技の幅が広くてびっくりです。

蘭子

原作ではああいうビジュアルなのですかね。

個人的には上の画像のようなビジュアルがいいと思いました。

白石さんはどうやっても可愛くなっちゃいますね。女組長とは思えない可愛さ。

貘とのシーンは、蘭子の一方通行ぶりが面白かった。

夜行

イケオジ枠です。

めっちゃかっこいいし、貘の専属立会人というだけで安心感がある。

ただのオジではなく、戦闘能力も高い。

目浦

目浦が佐田国に入れ込む理由がよく分からなかった。

佐田国が負けないという自信があったのかもしれませんが。

わざわざ専属立会人の話を持ち掛けたのは目浦なので、何か企んでいるかと思ってた。

目浦のアクションはよかったです。

小柄な目浦が身軽にボディーガードを倒していくのが爽快。

夜行との対戦はもっと長く見たかったなぁ。

惜しむらくはウイッグ感が強い。

貘が地毛だったので、もっと地毛っぽいウイッグが良かったと勝手に思っている。

御屋形様

御屋形様のすごさは何となく感じたけれど、すごい部分は分からずじまい。

ルービックキューブの扱いはすごかった。

櫻井さんが初代御屋形様も演じていたそうですが、どっちもカッコよかったです。

今の御屋形様が急にアクションしたらきっと惚れてた。

嘘食い 中継

映画を見終わった後の中継を見ました。

本編でカットされたシーンが色々あり、DVDに入るそうです。

好きなセリフを紹介するコーナーで、お互いにセリフを言わせていたのが面白かった。

いきなり再現するのは難しかった佐野くん、横浜くんは普通にこなしてた。

三浦さんはノリノリでした(笑)

あとは、カードを引いて質問に答えるというものでした。

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