向こうの果て あらすじ感想まとめ後編(5~8話) 事件の真相と男の願い

WOWOWオリジナルドラマ「向こうの果て」の5~8話あらすじをご紹介します。

放火事件・殺人事件の真相

公平が願ったこと

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もくじ

向こうの果て あらすじ  5~8話

前半に引き続き、あらすじをざっくりまとめです。

残酷な女

池松律子の2番目の夫は暴力団で山之内一平と言う。

津田口は山之内を訪ね、律子について問う。

律子と出会ったころの山之内はプロ野球選手だった。

しかしケガで球団を解雇され、その後も転落の一途をたどり、気づけば暴力団の組員になっていた。

律子には感情が一つもない、ただ生きているだけだと山之内は言う。

落ちていく山之内に対し、律子はそれを止めるどころか助長する言動をとる。

ギャンブルをすればお金をどんどん渡し、止めたり怒ったりはしない。

男が悪いのではない。男を取り巻くものが悪い。そう言って男をとことん甘やかす。

そんな律子を、山之内は「残酷な女だ」と言った。

「これは儀式なの。私が大人になるための」

12歳の律子は、村上が持ってきた小説を読みふける。


ある時、悪ガキにいじめられけがをした律子を、公平は自分の家に連れて行く。

「同じ場所にあざがある」

律子と父のあざが、同じ場所にある事に気づく公平。

柔らかな女

津田口は村上に案内してもらい、青森に住んでいる村上の父と公平の父に会いに行く。

律子の父・池松喜平について知るためだ。

村上の父によると、3人は最強の一座だった。

喜平の気性の激しさについて、才能のあるやつはそんなもんだと言う。

喜平の暴力が始まったのは、律子が生まれてからだった。

津田口がなぜなのかを聞こうとすると、口を閉ざしてしまう。

次に公平の父の君塚を尋ねる、津田口と村上。

君塚が言うには、喜平は自分の三味線がなければ思うように歌えないと分かっていた。

それなのに下僕として虐げられてまで一座にしがみつこうとした理由。

それは、律子の本当の父が君塚だったからだ。

喜平は律子が君塚の娘だと知ってもなお、君塚からは離れられなかった。

お互いを必要としながらも、蔑みや暴力が絶えない関係。

その歪な関係が、律子や公平・村上の人生も歪めることになった。

村上は別れ際、津田口に対し律子はどんな女かと尋ねる。

津田口は「柔らかな女」だと思います。と言った。

律子の両親が火事で亡くなる少し前、本当のお父さんは公平くんのお父さんだと母から聞かされる。

律子は、「私が強くなるための儀式」と言い、公平の前で服を脱いでいく。

2人が男女の関係になったのはこの1回のみだった。


「律子と結婚する」と言う公平に対し、村上は嫉妬のあまり「お前らは兄弟だ」と暴露してしまう。
(律子と母が話しているのを盗み聞きしていた)

太陽のような女

律子にのめりこみすぎて担当を外された津田口だったが、真実を知るために調査を続行する。

律子の両親の死の真相、君塚公平は本当に保険金殺人だったのか?

津田口は村上のもとへ行き、さらなる真実を求めようとする。

律子と公平が同棲をはじめて少し経った頃、青森にいる村上のもとへ公平が訪ねてくる。

公平はあの火事からずっと後悔していると話し、

村上は、2人を引き裂いたのもあの火事も律子の時間を止めたのも俺だと悔恨する。

公平は、律子が生きるはずだったしあわせな世界、太陽みたいな女が主人公の物語を書いたという。

その時が来たら律子に渡してほしいと、小説の束を村上に託す。

池松喜平は自分で家に火をつけて自殺したことになっている。

津田口は火事の第一通報者の村上が、「逃げていく人を見た」と嘘の証言をしていることに疑問を抱く。

村上は笑ってはぐらかすが、津田口は「律子は自分がやったと証言している」と言うと何かを決意したような表情になる。

そして、公平が書いた小説を津田口に渡す。

「あなたの真実を教えてください」

津田口は再び律子の担当になり、公平の小説を渡す。

題名は「太陽のような女」だった。

喜平の律子に対する暴力は日々激しくなっていった。

村上は「このままだと律子が殺される。…殺そう」と提案する。


実行日は3人で決めた。母が不在の日。

村上は家の外で見張り役、公平は泥酔して寝ている喜平の周りに灯油をまく。

「いいにおい」思わずつぶやく律子。地獄から解放されるにおい。

村上が律子を連れて逃げる。


公平はマッチを擦ろうとするが緊張でうまくできない。

喜平が突然起きて「律子はどこだ」と言った。

太陽だった女

「おらはいつから化け物になった?…律子はどこさいる?」

公平がマッチを持っているのを見て察したようだ。

「貸せ」

喜平は公平からマッチを受け取った。

「行け」

家に火を放つ。

「律子に伝えてけれ、おめえは生きろ」喜平の最期の言葉だった。

公平は急いでその場を後にする。


火の手が大きくなる部屋を見る3人。

帰宅した母が半狂乱になって燃えさかる部屋へ飛び込んだ。

「あなたは太陽のような女として生きる権利がある」と津田口は律子を説得する。

律子は真実を語り始めた。

公平が保険金の受取人を律子に変更、遺言書も作ったという。

この時、公平が末期のすい臓がんであることを初めて知った律子。

律子は「これからあんたなしでどうやって生きていけばいいの」と公平を殴る。

公平は「お前を苦しめることしかできなかった」と言う。


「もう一人になるのは嫌、殺して」

律子は公平に包丁を差し出すが、公平に律子を殺すことはできない。

「大丈夫、私一人になるのは慣れているから…雨がバタバタうるさいの」

いきなり公平の腹を刺す。


「お前、俺がいるか確かめるために俺を殴っていたんだな」

公平は苦しみながらも律子を抱きしめる。


「俺はお前の中で生き続けるから、お前は生きてくれ」

公平は自分の腹を刺し、周りにアルコールをまき火をつけた。

「私の男、私が殺しました」

律子の公判の日。

津田口は律子を「嘱託殺人」として起訴する。

嘱託殺人は検事が起訴するべきものではなく、津田口が首になることは間違いない。

村上は「検事はおまえの荷物になりたいわけではない。生きろ」と律子に声を掛ける。

しかし律子は独房で首を吊っていた。

解雇された津田口は、バス停に腰かけ公平の小説を広げる。

そこには明るく笑う律子が書かれてあった。

過去の忌まわしい出来事が光満る世界で浄化され、太陽みたいに笑う。

向こうの果て 感想 5~8話

後半からは律子の内面が描かれ、話の内容もぐっと重くなってきます。

方言が出てくるのですが、最初うまく聞きとれなくて困った。

聞きなれてくると分かるようになりますね。

最初「ぎしき」が「ぎすき」って聞こえて何?って思ってました。耳悪いかも。

私の解釈など。

残酷な女:悪い方にも甘やかす女、男を甘えさせ堕落させる女のことです。

山之内に対し「(男は)何も悪くない、周りが悪い」と言うのですが、これは律子自身がずっと思っていたことではないかなと思います。

律子の生まれなんてどうにもならない。でもそれを批判する大人がいる。理不尽な暴力を受けなければいけない。

男を甘えさせることは自分を救うことにもつながるのかなと思いました。

柔らかな女:津田口の言葉ですが、正直分からない。

相手に対し柔軟に変わる女とも言えるし、全てを受け止める女にも見える。

津田口は視聴者と視点が似た部分がある(外側から律子を見ている)ので、そう感じましたがどうでしょう?

太陽のような女:公平がなって欲しいと願った律子像かな?

兄として、妹の幸せを願い「太陽のような女」になって欲しいということかと思います。

でも最初から公平には律子がそう見えていたのかもしれません。

子供の頃、兄弟と知る前は律子が好きだったのは間違いないですから。

太陽だった女:これも解釈が難しいですよね。

①生き残った村上が律子に対してこう言っている。

②律子が亡くなったので過去形。

③本来なら「太陽であった女」とも読めます。

本当は太陽になるはずだったという解釈です。

「生きろ」と喜平、村上、津田口、公平から言われたにもかかわらず死を選んだ律子。

もう軌道修正ができないところまで来ていたのかな、限界だったのかなと思います。

公平がようやく迎えに来たと喜んだのもつかの間、末期のがんなんて律子の絶望たるや。

公平は小説家だったので遺産があり、それを全部律子に託して…考えすぎですかね。

律子と住んでいる時はヒモと言われてたけれど、実際何もしていなかったのは病気だったからで。

殴られても蹴られてもじっと耐える公平がとても悲しかったです。

何話か忘れたけれど「私たち3人はすれ違いばかり」

律子のセリフですが、ラストまでその通りでした。

救いがなさすぎるけれど、とても絶望感を感じるわけでもない。

それはきっと公平の小説の中の律子が輝いていたからだと思う。

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