准教授高槻彰良の推察 1話あらすじ感想をご紹介します。
深町がゆがんだ声を聞くようになったきっかけは?
こっくりさんの原理とは?
高槻先生は何者?
准教授・高槻彰良の推察 1話あらすじ
迷い込んでしまった祭り
幼い深町尚哉(神宮寺勇太)は熱を出して寝ている。
赤い提灯がいっぱいついてて楽しかったと、お面をくれる従兄弟。
ふと目を覚ました深町は、太鼓の音に導かれるように神社へ。
そこでは青い提灯のもと、お面をつけた村人が踊っている。
そこには死んだはずの祖父がおり、ここへ来てはいけなかった、代償を払わなければいけないと告げられる。
民俗学との出会い
8年後、大学生になった深町は何かに引き寄せられるように、民俗学Ⅱの講義を取る。
民俗学の先生は「怪異」について調べているという。
先生のへたくそな絵に、思わず笑顔になる深町だった。
ゆがむ声
深町は「こっくりさんに連れていかれる」と悩んでいる小学生と出会う。
小学生が嘘をつくと声がゆがんで聞こえる。
深町は特殊な能力を持っている。これがあの祭りの「代償」…
小学生の言葉を信じる深町だった。
提出されたレポートを読む民俗学の先生・高槻彰良(伊野尾慧)はあるレポートに目を止める。
それは深町のもので、ある少年が体験した祭りの内容だった。
高槻の研究室を訪ねた深町はこっくりさんのことを話す。
高槻と深町は小学校に行き、担任の先生やこっくりさんをした女の子と会う。
こっくりさんをした生徒は3人。
こっくりさんが「ちなつ」と指したあと、ロッカーがいきなりガタガタ動いたという。
怯える女の子と、困惑する担任。
ちなつは転校した生徒の名だった。
「みんな友達思いのいい子で…」担任の言葉がゆがんでいるのに気づく深町。
こっくりさんの原理
緊張し筋肉が勝手に動く「不覚緊動」
潜在意識の迷いが 「不覚緊動」 と一緒になり十円玉を動かす「予期意向」
この2つこそがこっくりさんの原理であり、ちなつに強い思い(罪悪感)を抱いていると、そう書くことがありうると高槻は説明する。
しかし、ちなつは転校先で元気に暮らしており、元の小学校も楽しかったと言っているらしい。
ちなつに対するいじめで生徒たちが罪悪感を持ったのでないとすれば、それは本物の「怪異」だと語る高槻。
しかし深町は担任の声がゆがんでいたことから「先生は、生徒のことを友達思いだとは思っていない」と断言する。
再調査
担任の声が歪んて聞こえるあのクラスには、まだ何かあると踏んだ深町。
高槻は深町の言葉を信じ再調査を進める。
深町は最初に出会った小学生に会い、こっくりさんをした残りの2人の女の子と会う。
高槻は教室に貼ってあった絵を一枚一枚思い浮かべ、2人に、こっくりさんにした最後の質問を聞き出す。
真実
再度小学校に集まった一同を前に、高槻はことの顛末を説明する。
女の子が最後にした質問は「このクラスに私たちのことを好きな人はいますか?」
それぞれ自分の好きな男の子を指してほしいと 「予期意向」 が働き、「ち」と「な」と「つ」を指したのだった。
ロッカーが勝手に開いたのは、古くて歪んでいたから。
すべての謎を証明した高槻に対し、お礼を言う担任の声がゆがんでいる。
高槻はこっくりさんをするよう仕向けたのは担任で、こっくりさんのやり方も知っているだろうと推理する。
担任は、涙を流し思いを打ち明ける。
「大事なクラスメイトを忘れるなんて、理想のクラスじゃない」
「ちなつちゃんに何もしてあげられなかったのではないか」
「私が担任じゃなかったらこんなことは起きなかったのではないか」
担任の罪悪感から生まれたこっくりさん騒ぎだったわけだ。
高槻はちなつは転校先で元気にやっていると告げる。
子どもは忘れることも成長の証、子どもの毎日は楽しいことであふれているのだから、と優しく諭す高槻。
「気が楽になりました」担人のその声はもう歪んではいない。
大仏マグカップと黄泉戸喫
研究室に帰った高槻はココアを勧めるが、深町は「甘いもの苦手なので」とコーヒーを頼む。
コーヒーを大仏のマグカップに入れて出す高槻。
高槻は深町のレポートに関して、祭りの時何かを食べたのでは?と推理する。
その場所のものを食べることは、その共同体に属することを意味する。
これを「黄泉戸喫」(よもつへぐい)と言い、少年は異界のものを食べることでその世界に片足をつっこんだ。
それがきっかけで嘘が聞こえるようになった。
高槻は、その少年は深町自身だろうと当ててみせる。
確かに深町は、あの祭りで飴を食べた。
りんごあめは歩けなくなる。あんず飴は言葉を失う。べっこう飴はお前は孤独になる。
孤独の意味が分からずべっこう飴を選んだ。
のちにこの言葉の意味に気づく深町だった。
高槻は「君はもうここの人間だよ。ここのコーヒー飲んだだろ。
君の前で嘘は言わない。何より…素晴らしいよ!君との出会いは事件だよ!」と無邪気に深町に抱きつく高槻。
研究室でひとり、「やっと見つけた」と呟く高槻。
その目は青く光っている。
准教授・高槻彰良の推察 1話感想
高槻先生がですね、非常に品があって物腰柔らかで、声がいいときたもんだ。
スーツもきっちり着こなしててとても素敵です。ビジュアル良過ぎでしょ。
視聴前は、先生若すぎないか?と思ってたんですが、無邪気で子どもみたいな言動と落ち着いた雰囲気のギャップがとてもいい。
説明セリフが多いのに、なめらかに話していて聞き取りやすいのも良きですね。
高槻先生には何やら、秘密があるようで。
これはきっと、深町くんの子供の時、もしくは先生が小さいころ何かあったパターンではないかと推理します。
青にまつわることが多すぎるのでそう思ったんですが、どうでしょうか。
深町くんは地味なんだけど、イケメン。
これからどんな風に成長していくのか楽しみな人物であります。
祭りのときのこととか、もっと掘り下げたりはしないんですかね?気になりますよね。
話はまとまっててとても面白いです。
謎解きやミステリーっぽいのが大好きなので、ワクワクしながら見ました。
怪異を論理的に解決していくシーン、深町くんが感じた嘘から推理するシーン、高槻先生のうんちくシーンなど、見どころがいっぱいです。
これは注目のドラマになるのが分かりますね。
シーズン2を見たいあまりに、WOWOW再契約しちゃいました。