変な家の本 感想と考察 雨穴

「変な家」は人気ユーチューバ―雨穴さんが書いた書籍です。

雨穴さんの動画「変な家」とその後日談を1冊の本にまとめたものになります。

動画を見てとても面白いと思い、書籍を手にしました。

本記事では感想と考察をしていきたいと思います。

ちょこちょこネタバレしていますが説明などはしていませんので、気になった方は読んでみてくださいね。

2022年3月【映画化決定】!

もくじ

変な家を読みました 感想

こちらが雨穴さんの「変な家」の動画です。

こちらは動画の部分を文章で読めます。

書籍「変な家」は、この動画とその後日談をまとめたものです。

一応完結しており、謎についてもほぼ明かされています。

文字数は多くないのでライトノベル感覚でサクッと読むことができます。

会話形式で進むので非常に読みやすいですよ。

前半部分は3件の家の間取りの謎について、後半はとある人物とその家の因習へと話がつながっていく感じです。

この1件目の家の間取りの記事を公開したことにより、とある人物が現れ、2件目3件目の家の間取りの謎へと発展していきます。

2件目は1件目と同じく、間取りの謎について解明していきます。

3件目は、とある死亡事件のトリックと犯人を暴いていきます。

すごく意外な展開があるわけでもなく、1件目の推論をもとに推理していく感じなので、1件目のインパクトにはかなわないかなというのが正直なところです。

また、推論が結論=事実、となる部分が多く、その根拠を得るための行動がないのは説得力として弱いなと思います。

しかし、とある人物に会って謎が深まっていくくだりや、1件目の物件を見に行き手がかりを手に入れたりする辺りはとても引き込まれます。

新たな謎がどんどん出てくるのがまさに雨穴ワールド。

図面があるので話が分かりやすいですし、ワクワクしていっきに読み進めました。

後半は3軒目の家から始まる因縁と因習につながっていくわけですが、情報量が一気に増えてくるので、混乱する人も増えるかもしれません。

話の内容は本家と分家の因縁話(お家騒動みたいなもの)なので、人物関係を把握するのが大変です。

混乱して、「誰だっけ?」と後戻りしながら読み進めました。

後半こそ図解が欲しかったところですね。

(自分で作ろうと思ったけれど、ネタバレ全開になるのでやめましたw)

後半は結構つっこみどころが多い展開となっています。

ですが、一つの結論と結末にはたどり着きます。

雨穴さんならではの後味がすっきりしない展開にはなっています(笑)

ただ、とある人物の母親の証言と手紙だけで結論とされるのはいかがなものか。

もちろん結論を真実とする証拠(新聞)は提示されますが、3件をまたいだ壮大な話の結末としてはうーんって感じ。

モヤモヤは残りますね。

すべてが明らかになったわけではありませんが、たぶんそうだろうねという余韻を残して終わります。

変な家 謎と考察

謎だなと思ったことについて、自分なりに考察してみました。

個人の勝手な考えですので、特に参考にはなりません。

もしかしたら間違い等あるかもしれません、ご了承ください。

子供による殺人について

左手がない子供に殺人を犯させることの不自然さ。

そもそもいきなり殺人を実行しろと言って、言うことを聞くのかな?

実行しきれるのかな?

強く教育を受けている、洗脳されているということでしたが…。

因習を続ける意味

子どもを死なせないために儀式をしたのに、その子どもたちが早くに亡くなってるんですよ。

最初に因習を始めた子どもたち(長男・次男)は早くに亡くなってるんです。

その後つつがなく3男を継がせて、高齢まで存命なんですよね。

長男と次男が儀式を行った意味は?呪いなんてない気がしますよね。

呪いが続いているような根拠もないのに、因習を続ける意味がちょっと分かりませんでした。

(逆に言えば、儀式の効果がないって話にもなりますね)

この矛盾に誰か気が付かないものなのかしら?

実際は呪いは嘘なんですが、それでも誰か気づけよって思いますw

これも刷り込みと洗脳ですね。

時代にそぐわない呪い

※これは個人的にナンセンスな呪いだなと思って取り上げました。

そもそも跡取りを守るための因習っていうのは、家の財産を継がせたい・兄弟がいっぱいいるから成立するものだと思います。

けれどそれは昔の話で、現代の2人兄弟程度にその因習を当てはめるのは、さすがに呪い云々の問題なのか疑問。

それを実行させようとする本家の祖父(前述の3男)…。

これにも説明があって、祖父は財産のおかげで働いたことがない・外に出たことがないので、家の権力者としての実行力があったってことなんですね。

援助を受けていて、まわりの親戚が誰も反対しなかったようで。

ただ、この話の設定自体が、

左手のない子が生まれると儀式を行う
左手のない子ども1人と後見役1人は必要である
殺害相手は全国に散らばっている分家の血筋

ということを考えると、現代では圧倒的に人手が足りないと考えます。

いくら祖父が世間知らずだからと言っても、時代錯誤な呪いだと思いました。

物語の中の呪いを仕掛けた人(分家第2夫人)はそこまで考えていないですから、仕方がないですけどね。

清吉も大概です

清吉(分家)の子供が死んだ時のことについての謎です。

子どもが死んで左手が切り取られていたらみんな変に思うと思います。

これは説明があって、子沢山の清吉は跡取り問題で泥沼だったので、跡取り問題を少しでも減らすために目をつぶったということだけど。

明らかに殺人だし左手切られているのに、跡取り問題減ったらあとはどうでもいいの?

清吉サイコパス?

呪いの成就

圧倒的にオカルト的だなと思ったのはラストです。

本家の跡継ぎ(男)たちが死んでいる件に分家が関わっている可能性がある、ってところですね。

呪い返しをした人物が分家の子孫ということは…呪いは成就されたのでしょうか?

大筋は嘘の呪いの話(お家騒動)だったのですが、最後に呪いなの?企みなの?って分からなくなって最高。

これも雨穴ワールドのなせる後味の悪さかもしれませんね。

変な家を読みました 感想と考察 まとめ

いろいろ疑問などもありましたが、総じて面白いエンタメ作品となっています。

間取りを推理するくだりは秀逸ですので、いろいろ予想しながら読むとなお良しです。

勝手に思ったことですが、映画化できそうな作品だと思いました。

後半のくだりの展開の仕方によっては、ホラーにも推理物にもなりえると思います。

主人公が雨穴さんでもいいし、作中に出てくる人物でも面白いですね。

因習をもっと説得力のあるものにすればかなり面白くなるんじゃないかな。

映画化されるといいな!

雨穴さんの動画が気になる方は是非読んでみてくださいね。

2022年3月【映画化決定】しました!とても楽しみです。

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