東京オリンピックがいよいよ開催!
粒ぞろいの日本代表選手が世界と戦う姿を、また海外のトップスイマーを見られるチャンスです!
本記事では競泳のルールを簡単にご紹介!
知っておけばさらにレース観戦が楽しめますよ。
東京オリンピック競泳 プール
公式大会では50mプールを使用することが多いです。
50mプールを長水路、25mプールを短水路と呼びます。
長水路と短水路ではターンの回数が違うため、ターンでスピードが上がる短水路のほうがいいタイムを出しやすいです。
ちなみに東京アクアティクスセンターの水深は3m。
競泳選手はレース後、コースロープにつかまったり立ち泳ぎをしていますね。
東京オリンピック競泳 種目
競泳は、泳ぎ方・距離・性別で種目が決定され、単純に速さを競う競技です。
泳法
泳ぎ方は「自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ」の4種類のみ。
4泳法の正式名称とスイマーが使う略語
自由形:フリースタイル(freestyle) フリー
背泳ぎ:バックストローク(backstroke) バック
平泳ぎ:ブレストストローク(breaststroke) ブレ
バタフライ:バタフライ(Butterfly) バッタ
メドレーとは、個人もしくはチーム4人で、この4泳法を全部泳ぐことです。
メドレーは泳ぐ順番が決まっています。
個人メドレーでは「バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形」
メドレーリレーでは「背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形」の順です。
個人とリレー、なぜ泳ぐ順番が違うかというと、リレーの場合、壁を蹴ってスタートする背泳ぎが途中にあると、帰ってきた別の種目の選手と被る(ゴールのタッチができない)からです。
新種目 「混合400mメドレーリレー 」とは?
今大会で新しく追加された「混合400mメドレーリレー」。
その名の通り、男女混合で、1人100m×4つの泳法でつないでいきます。
男女各2名ずつが参加条件、泳ぐ 順番は「背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形」です。
誰がどの泳法でいくかは、自由に決められます。
どこに誰を持ってくるかで、レース展開が大きく変わる波乱のレースとなりそうな予感になりそうです。
見どころの一つと言っていいでしょう。
自由形について
自由形は、基本的には一番早く泳げるクロールを指します。
本来は4泳法のうちどの泳ぎ方でもOK。
レース中に泳法を変えてもOK。
地方大会などでは、自由形のレースにクロールとバタフライが混在するなんてことも。
でも結局クロールが一番早いので、みんなクロールで泳いでいます。
違反と失格
各泳法には細かい決まりがあり、その通りに泳がなくてはいけません。
1回でも違反をすれば失格となります。
一見ただ泳いでいるように見えますが、実は細かいルールがあるんです。
ルールの中で速さを競わなくてはいけない。
そのためベテラン選手でもまれに失格になることがあります。
水中で水を蹴る動作の回数、折り返し(ターン)の方法、最初の潜水の距離まで細かく決められています。
「泳法に違反」「折り返しに違反」などがよく聞く違反ですね。
リレーでは、ゴールした選手が壁にタッチしたあと、次の泳者の足がスタート台から離れなくてはいけません。
「引継ぎ違反」というアナウンスは、壁にタッチする前にスタート台から足が離れてしまっていることが多いと思います。
レース時以外でも、召集時間に間に合わない・他の選手を妨害したなどでも失格となります。
距離
距離は「50m・100m・200m・400m・800m・1500m」と分けられています。
自由形はすべての距離での種目があるのに対し、背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライは100m・200mのみです。
例外でマスターズには25mの種目があります。
マスターズ:泳ぐことを楽しんだり健康を目的としたレース。高齢の方もたくさん参加されています。
東京オリンピック競泳 レースのスタート
レースのスタートは「 Take your marks」で統一されています。
8~10年前までは「よーい」などの日本語で行われていましたが、現在では地方大会も国際大会に準じています。
「 Take your marks」で選手たちがスタート台で構える瞬間は、緊張が高まりますね。
東京オリンピック競泳 水着
競泳選手の水着は「高速水着」と呼ばれ、ほぼ伸びない、硬くて薄くて軽い生地が使用されています。
伸びないので着用が大変で着用感がきついです。
しかし、水の抵抗を押さえ、より速く泳ぐためには欠かせない水着です。
ジュニアでも地方大会から着用している子は多くいます。
わりと高額ですが、1日に数レース泳ぐことがあるので複数枚持っている子が多いと思います。
「FINA承認」マークが「うしろ左腰あたり」についているもののみ大会で使用できます。
【まとめ】東京オリンピック競泳 ルールは? よりレースを楽しむために
競泳は見ていて分かりやすく、ルールを特に知らなくても気軽に観戦できるスポーツです。
ルールを簡単にでも知っておくとさらに楽しめること間違いなし!
この夏は競泳観戦が超おすすめですよ!