東京五輪代表選考会をかねた日本選手権で、100m背泳ぎの小西杏奈選手がメドレーリレーのメンバーとして内定しました。
個人種目は逃しましたが、派遣記録に迫る勢いのタイムで優勝。
小さいころからの夢だったオリンピック出場を手にした、小西杏奈選手のプロフィールや経歴をご紹介します。
小西杏奈のプロフィール
名前:小西杏奈(こにし あんな)
生年月日:1996/05/10
出身:兵庫県豊川市
身長:159㎝
体重:51㎏
小学校:豊岡市立三江小学校
中学校:明石市立望海中学校
高校:豊川高等学校
大学:中京大学
所属:ガスワン
専門(S1):背泳ぎ
小西杏奈選手は、弱いと言われていた日本の女子背泳ぎでの期待を背負うトップスイマー。
小柄な体型をものともせず、信念を持ってトレーニングに励んでいます。
20kgのおもりをぶら下げて懸垂するなど、筋力をつけて体格差をカバーしているそう。
大学に入り一気に成長した遅咲きスイマーですが、これからの活躍にも十分期待が持てる選手です。
小西杏奈 経歴 高校・大学
水泳を始めたのは2歳の頃で、小さいころからオリンピックに出るのが夢だったそうです。
小学3年の頃には全国大会で活躍するほどの上達ぶり。
スクールの子はまだ4泳法を習っているぐらいの年齢なので、これがいかにすごいことか分かります。
中学校でも全国大会で優勝しています。
他の選手にも言えることなのですが、オリンピックに出るレベルの選手は、小・中学生の頃から全国大会を経験しています。
泳ぐのが速いだけでなく、経験を積むという意味でもかなりプラスになっていると思います。
2011年 全国中学校(全中)
100m背泳ぎ 優勝(3年生)
豊川高校ではインターハイで活躍。
2014年 第82回日本高等学校選手権(インターハイ)
100m平泳ぎ 2位(3年生)
中京大学に在学中、日本選手権で優勝したことでパンパシ2018の初代表に。
2018 第94回日本選手権水泳競技大会
100m背泳ぎ 優勝
小西杏奈 独特の「水上スタート」
小西杏奈選手の特徴と言えば「水上スタート」
他の選手とスタートの体勢が違うのが分かりますか?
他の選手は背中が水面と垂直になっているのに対して、小西杏奈選手は前方におおきく反っています。
スタートは体の大きい選手が有利。
水上スタートは、小柄な体を補うため、スタートの時すぐ飛び出せるための体勢なんだそうです。
考案したのは、大学から小西杏奈選手を指導している草薙コーチ。
このスタート法は世界でも小西杏奈選手だけだそうです。
小西杏奈 水泳の成績
2019年4月 | 第95回日本選手権 | 200m背泳ぎ | 2:10.50 | 3位 |
2019年6月 | ジャパンオープン2019(50m) | 100m背泳ぎ | 1:00.74 | 3位 |
2020年12月 | 第96回日本選手権 | 100m背泳ぎ | 1:00.43 | 2位 |
200m背泳ぎ | 2:10.73 | 4位 | ||
2021年2月 | ジャパンオープン2020 | 100m背泳ぎ | 1:00.63 | 2位 |
200m背泳ぎ | 2:12.58 | 4位 | ||
2021年4月 | 日本選手権 五輪代表選考会 | 100m背泳ぎ | 59.93 | 優勝 |
力強い腕のかきと、体幹の強さが小西杏奈選手の武器。
残念ながら個人での出場はかないませんでしたが、派遣標準記録との差はなんと0.22秒!
今後のレースにも期待が持てる数字だと思います!
小西杏奈の経歴プロフ、水泳の成績について調査 まとめ
小西杏奈選手についてまとめます。
- 選手層が薄い、競泳日本女子の背泳ぎをけん引する存在
- 小柄な体に秘めたパワーと筋力が武器
- 水上スタートをするのは世界でただ一人
小西杏奈選手は、女子背泳ぎを今まさに引っ張っている若手ホープの一人です。
競泳選手は身長が高いほうが有利な中、小柄な体で弱点をカバーしつつさらに上を目指しトレーニングしています。
そんな小西杏奈選手の活躍にこれからも期待しています!