五輪代表を決める日本選手権の3日目、代表選手が続々と決まっています。
男子200m自由形の高橋航太郎選手もその一人です。
個人での代表はかなわなかったものの、男子800mリレーの派遣標準記録を突破し、見事にオリンピックの切符をつかみました。
遅咲きといわれる高橋航太郎選手のプロフィールや経歴、大学などについて調査しました。
高橋航太郎のプロフィール 身長は?
名前:高橋航太郎(たかはし こうたろう)
生年月日:1994年3月15日
出身:静岡県静岡市
身長:184㎝
体重:73㎏
小学校:
中学校:静岡市立清水第六中学校
高校:静岡県立静岡東高校
大学:鹿屋体育大学
所属:自衛隊
専門(S1):自由形
長身イケメンで持てる要素しかない高橋航太郎選手。
現在は自衛隊体育学校の所属となっています。
高橋航太郎 経歴
水泳を始めたきっかけは、お父さんが競泳をされていたからだそうです。
幼稚園の頃より水泳をしていたそうですが、小学校の時の記録は確認できませんでした。
スポーツライフアケアクラブに所属していたことは確認できましたので、水泳はずっと続けているようです。
中学校の県大会からちらほら名前を見かけるように。
中・高校の頃は200m、400m個人メドレーを得意種目として泳いでいたようです。
レース結果を見たところ、県大会でも決勝に残る程度のタイムで、そこまで突出したものは見られません。
静岡県立静岡東高校は進学校ですので、勉強と水泳で大変だったと思います。
鹿屋体育大学
大学でしっかり水泳をすることに決めた進学先は、鹿屋体育大学(かのやたいいくだいがく)。
鹿児島県にある国立の体育大学です。
競泳選手も輩出しており、柴田亜衣さんや、松田丈志さんが有名です。
大学に入って1年の頃はぱっとしない成績でしたが、2年から全国ランキングが少しずつ上っていきます。
3年になりさらにタイムが伸び、日本選手権などの全国大会にも出場するようになります。
個人メドレーだけではなく、200m自由形のレースにも出るように。
しかし、地方では上位にいたものの、全国での順位はあまり振るわず。
これが全国では無名、と言われるゆえんなのです。
自衛隊体育学校
2016年、大学を卒業した高橋航太郎選手は自衛隊体育学校に入隊します。
自衛隊体育学校は、自衛隊の一部ではあるのですがアスリートのための学校でもあり、世界トップクラスのトレーニング環境を有しています。
こんないい環境の学校に来た高橋航太郎選手ですが、これまでの水泳の成績は認められませんでした。
訓練免除とはならず、最初の半年間は厳しい訓練を受けることになったのです。
その間にあった日本選手権に出ることもできず、同期の江原騎士選手のリオオリンピック出場を、悔しい思いをして見ていたそうです。
しかし、その悔しさをバネに練習を積み種目を変え、2019年、25歳の時に世界水泳の代表入りを果たします。
そして今回の日本選手権では、なんと江原騎士選手と競り勝ち、代表入りを手にしました。
27歳で初のオリンピック代表に。
今まで泳ぎ込んだ成果が結果に表れた瞬間だと思います。
高橋航太郎選手のコメントはこちら。
「水泳人生最後だと思って泳いだ。出場を決められて良かった」
中日新聞
「若手の選手(決勝で上位の三選手)に連れて行ってもらう形になるが、本番では自分が引っ張っていけるようなタイムで頑張りたい」
高橋航太郎 水泳の成績
2020年12月 | 第96回日本選手権 | 100m自由形 | 50.04 | 10位 |
200m自由形 | 1:48.37 | 2位 | ||
2021年2月 | ジャパンオープン2020 | 100m自由形 | 50.21 | 20位 |
200m自由形 | 1:49.64 | 11位 | ||
2021年4月 | 日本選手権兼東京五輪代表選考会 | 200m自由形 | 1:47.93 | 4位 |
800mリレー代表入りの条件は、上位4人の合計タイムがリレー派遣標準記録(7:08.31)を突破すること。
上位4人の合計が7:07.75と上回ったため、代表が確定しました。
また、高橋航太郎選手は200m自由形の自己ベストを出しています。
2020年の日本選手権でも2位になっており、実力は充分あります。
100m・200m自由形は競泳の花形種目でライバルも多く、少しの差でタイムが大きく変動します。
今年のジャパンオープンではタイムを落としていましたが、うまくコンディションをレースに合わせられたようで良かったです!
【まとめ】高橋航太郎の経歴プロフや兄弟、水泳の成績について調査
高橋航太郎選手についてまとめます。
- 大学時代までは無名の選手
- 自衛隊体育学校では訓練免除されず、2016年は五輪選考会にも出られず
- 悔しさをバネに、27歳の遅咲きで見事オリンピック代表に!
最後の選手生命をかけて挑んだレースで、見事五輪切符をつかんだ高橋航太郎選手。
不屈の精神とたゆまぬ努力が、ようやく実を結んだのだと思います。
晴れの舞台での活躍を期待しております!